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栗本動物病院ブログ

<子宮の病気>

わんちゃんの子宮の病気で、もっとも診断することが多いのが、

子宮蓄膿症ですが、今回はちょっと違った症例を掲載してみます。

 

「だんだんお腹が張ってきた」と飼い主様が心配されて来院されました。

お腹が張った状態の写真です。

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だんだんお腹が張ってきていましたが、

元気もあり、食欲もあり、うんちもおしっこも通常通りでした。

血液検査の結果も特に問題ありませんでしたが、

超音波エコー検査で、明らかな液体の貯留がありました。

液体の正体は実際にお腹を切らないとわからないため、

飼い主さんに同意を得て、手術実施いたしました…

お腹が張っていた原因はやはり子宮に貯留物が溜まっているためでした。

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表面を切って確かめてみると、

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膿ではありませんが、水様の液体が溜まっていました。

膿が溜まっていると「子宮蓄膿症」ですが、

今回は水が溜まっていたので、「子宮水腫」になります。

子宮蓄膿症だと、元気・食欲がなくなりお水ばかりを飲むという症状が現れやすく、

血液検査でも異常値を示すことが多いので、

比較的病気を見つけやすいのですが、

子宮水腫の場合は、今回の様に元気もあって、あまり危機的な様子は見受けられません。

ただし、放っておくと子宮が破裂したり、腸管を圧迫したりすることも考えられますので、

元気なうちに、早めに手術を実施されることをおすすめいたします。

 

  

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