2012年8月
話ができたら

小学生の時に漠然と、
獣医さんになりたいなー
と思ったのが、今に続いています。
身近な虫、鳥、魚、ハムスター、猫、犬など生き物と話のできるヒトになりたかったのです。
ドリトル先生のようになれたらいいなーと思っていました。
別の職業にも憧れましたが、大学受験は獣医学部を選びました。
小平で開業して20年以上たち、ホームドクターとして、
ご近所の犬、猫にかかわることができるようになれて良かったです。
場合によっては子供の時に初めましてと言ってから年をとってさようならが言えるまで診ることができるのは、
素晴らしい事だと思います。
でも、やっぱり、飼い主さんにはかないません。
ドリトル先生のようには動物たちと話ができるわけではなく、
治療のためといいながら彼らを怒らせたり、泣かせたりとしてしまいます。
でも、飼い主さんの思いや、まだまだ頑張るぞ、生きてるぞ!と示してくれる犬や猫をみると、
できるかぎりこちらも、お付き合いさせてくださいね!という思いになります。
生き物と話ができたら・・・
「痛いことしないで―、注射きらい!」
ってなことばかり聞こえてきそうな気もします。ザンネン